こんにちは☺️
元公立中学校英語教師✳︎いつも頑張っている先生の気持ちをスッと楽にする休み時間を提供している
ライフコーチ / 英語コーチの新川紗世です🌺
今日で8月も終わりですね。
私が学生の頃は、夏休みの最終日が8月31日。あ〜明日から学校が始まるな〜なんて、嫌なような、友達の久々に会えることにワクワクするような、そんな8月の終わりでした。
いつしかどんどん夏休みも短くなり、私が教員になった10年少し前にはすでに8月から学校が始まっていたような。
今年はコロナの影響で異例ではありますが、毎年新学期は区切りよく9月1日すればいいのに!といまだに思っている私です。
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夏休みに入る数日前、中学校教員の友達から、『もう、無理。涙が止まらない』というメッセージがきました。
無理に話はさせたくなかったのですが、話がしたいようだったので、すぐに会いに行きました。
その日彼女は早退(私も彼女に『今すぐ年休もらって帰りな』と言いました)、翌日も学校を休みました。
彼女は本当に頑張り屋さんで、いつも子どものことを思って、熱く語れる先生。
30代の彼女は、今時珍しい、若手を育てようとする気持ちもあり、誰よりも一生懸命な働きぶりでした。
とにかく、彼女から出る言葉は全て子どもたちや学校のことを考えてのことばかりでした。
つまり一言で言えば『仕事ができる教員』という周りからの評価なんです。
そんな彼女が、『もう苦しい…』と。知り合って10年以上も経つのに、私は初めて涙を流して苦しそうな顔をしている彼女を見ました。
私もかなり苦しかったです。
理由はいろいろあるのですが、とにかくそんな状態を管理職に伝えないと!私も言いましたし、彼女自身も管理職に自分の思いや今の状況を伝えにいきました。
そのとき、校長がよく話を聞いてくれたそうです。彼女のがんばりを褒めてくれたし、学校の核だとも思っている。力がある教員だってことも言葉として伝えてくれる。
でも最終的に校長が最後にいった言葉。
想像できますか?
『もっと「いい加減」にならないと』
一生懸命に子どもや仕事に向き合っている彼女に、その言葉、嬉しいと思いますか?
彼女は「いい加減」になれないから、頑張って頑張って、涙がでるほど苦しい思いをしているんです。
確かに学校にも、多くの「いい加減」で、うまーく手を抜いて、子どものことよりも自分のことが一番で、特に仕事に対して自分のこだわりはなく、
のらーり、くらーりしている先生は沢山います。私も多くのそのような教員をみてきたし、そのような教員が仕事が適当だから、尻拭いだってしてきました。
私も友達も、手を抜けばもっと楽になるけど、子どもや保護者のために、できることを全力でやりたい!と思った結果、そんな状態になったわけです。
子どものことは二の次で、手をうまく抜ける先生が楽しく学校に居座って、一生懸命に働いている先生が苦しい思いをしている。
確かにその彼女も『いい加減』にできればもっと気持ちが楽になると思うんです。
でも、少なくも彼女は、手を抜けないから一生懸命に仕事と向き合ってきたのだし、そんな校長の言葉で簡単に手を抜ける教員を、いい先生だって言えるんでしょうか?
いい加減で手を抜ける先生ばかりで、学校はいいのでしょか?
『仕事ができない』と思われているのらりくらり先生には責任ある仕事は任せず、頑張る先生にだけ仕事が回るシステムでいいのでしょうか?
私は彼女に、コーチングで学んできたことフルに活用して話を聞きました。引出しました。
夏休み明けの彼女は今は学校にいっています。私は学校の外から彼女を支えようと思っています。
学校の先生方が少しでも気持ちをスッキリ、元気に学校で勤められるようなそのお手伝いを致します。お気軽にお問い合わせくださいませ。