こんにちは
元公立中学校英語教師*
ライフコーチ/英語コーチの新川紗世です
2020年の2月が始まりました
節分の豆の準備はバッチリの新川です
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昨日、たまたまTVをつけたら、今日深い番組が再放送をしていました
第28回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品福井テレビ開局50周年記念番組聖職のゆくえ~働き方改革元年~
2019年8月15日に放送された番組で、菅田将暉さんが語りで登場しています
放送された内容の要約は、上記のサイトに書いてあるのですが、
という話題で、過労死レベルとされる時間外労働80時間以上の教師が約6割、
そして、「うつ病」を患い休職している教員が、全国で5000人を超えていると、文科省の調査でわかっていると伝えていました
私も、月の時間外勤務の平均は80時間を超えていましたし、(多いときで100時間を超えたことも…)休職も経験しているので、
いろいろ考えさせられました
番組の中で、【給特法】の制定されたときの背景が話されていました。
教師は『聖職者』であって、『労働者』ではない。
『残業』という考えではないので、残業代は支払われない。
時間外勤務は強いられるものではない。
強制的に残業はさせない。(だからOK)
半分以上の教員が、月に80時間以上の時間外勤務をしているのに、この『給特法』の考えが今もなお続いているわけですよね
確かに、時間外勤務を【強いられている】わけではないですが、
【せざるを得ない】ほどの仕事量なわけなんですよ
問題の根本は、
教員の数が圧倒的に足りない。
足りないから、一人当たりの仕事量が増える。
でも、人員を増やすほどの予算がない。
さらに問題なのが、これだけ教員がブラックな仕事と根付いた今、ここ10年で、教員採用試験を受験する人数が、
小学校は4分の1になり、
中学校は3分の1に減少をしたということです
50年前の時間外勤務の平均時間は8時間。
現在は80時間なので、この50年で10倍も増えています
その背景には、
非行防止のために部活動を奨励してきたこと、
いじめ問題、不登校、モンスターペアレントの対応など…
とにかく、教員の仕事が、今の人数と時間ではカバーしきれないほどの量になってきているということです
これじゃ、先生方がバーンアウトしてもおかしくないですし、このまま続けたら、ますます心が崩れる人が増えていくのだろうと、
恐ろしくなります
『まだいける、まだ頑張れる…』は危険信号。
すべての先生が、一度心と向き合う時間が必要なんじゃないかなと思います。
多くの先生方に、『環境の異常』『心の異常』『体の異常』に気づける時間をもってほしいです
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